断熱施工実技研修会

福井でリフォームをメインに営業している、株式会社藤田です。

 

断熱施工実技研修を受講してきました。

今回の研修会は、国土交通省の補助事業で、施工技術者に対して断熱施工の実技研修を行うことで

受講者の知識・技術のレベルアップを図り、カーボンニュートラルの実現に向けた住宅建築に向けた

正しい技術の取得が目的となります。

 

仲間の職人さんと3人で、色々な大工道具を持参して研修を受けてきました。

私自身は営業職で、本格的な大工さんの作業は初めてだったので、ちょっと緊張しましたが

講師の方が、優しく丁寧に指導してくれたおかげで、スムーズに進行することができました。

 

まずは床断熱です。

根太（床の枠組み）の寸法を測って、ボート状のプラスチック系の断熱材を大きさと形状を

合わせて、電動丸のことガイド定規を使って、カットしていき断熱材と根太の間に隙間が無いように

はめ込み、床用合板を取り付けます。

 

次に壁です。

壁に使う断熱材は、ロックウールです。ロックウールは繊維系断熱材で綿上の断熱材が

防湿フィルムに包まれた状態のものです。

壁の間柱（壁の枠組み）の寸法に合わせて、カッターでカットしたものを隙間なく

しかも、厚みをキープした状態で、はめ込んでいきます。

はめ込みが完了したら、防湿フィルムを剥がして、タッカー（ホッチキス）で間柱に固定し

隙間がありそうな部位には、黒い気密テープでふさぎ、完全に密封します。

最後に、天井です。

こちらもロックウールを隙間なく並べて完成です。

やっぱり素人の施工です。仕上がりが、あんまりきれいじゃないですね。

 

今回の研修で、施工ミスをすると結露の発生や色々な不具合が発生することを知ることができ

知識が深まりました。

 

今後、私自身が施工することは、なかなかないと思いますが、とても貴重な経験でした。