全館空調システム『F-CON』と飛沫感染について

福井でリフォームをメインに営業している、株式会社藤田です。

 

今日は、全館空調システム『F-CON』と飛沫感染について、お話しさせていただきます。

 

本日12/3の福井県のコロナ感染者は、745名と発表がありました。

連日、数百人の感染者が発生しています。

最近は、人の動きも活発で、コロナ騒動前の状況に戻りつつあるような感じで

感染者数が減らないのも仕方のないことなのかも知れません。

 

ここで、コロナに感染しないようにビクビクしながら生活していた頃のニュースを抜粋します。

 

アメリカ疾病予防管理センターが行った「新型コロナウイルス集団感染」の調査によると

エアコンの気流に乗ってコロナウイルスの飛沫感染が拡大したと結論づけられています。

この中国は広州のレストランで起きた集団感染は、145㎡のスペースで83人が食事をしていた中

感染源となったの女性と同じテーブルで食事をした家族も感染。女性の飛沫がエアコンの

気流に乗り別のテーブル客にもウイルスが運ばれ集団感染したそうです。

また、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の船内でも集団感染が発生しましたが

風に乗ってウイルスが運ばれた痕跡があるそうです。

エアコンで換気ができていると思いがちですが、実際にはエアコンは部屋の中の空気をかき混ぜているだけ。

換気をしない閉めきった部屋は、ウイルスや汚染物質も外に出にくい状態になっています。

新型コロナ感染症対策では、密閉・密集・密接のいわゆる「3密」を避けるべきとされていますが

やはり少しでもリスクを減らすためには、できるだけ室内空気中のウイルス・汚染物質の濃度を

下げる必要があります。

 

ここ最近、感染者が減らないのは、多かれ少なかれ上記のような状況があるからだと思います。

 

エアコンでお馴染みのダイキン工業の推奨する『上手な換気のやり方』を紹介します。

①24時間換気システムがある場合は換気口は開けた状態で常にオンにして使用

②窓を開けて空気の通り道を作り換気をしましょう

③台所の換気扇を活用しましょう

 

①については、建物が古い場合だと、24時間換気システムなんて無くて無理ですよね。

③は、どのご家庭でも可能です。

問題は、②です。

めっきり寒くなってきた今日この頃、寒くて窓なんて開けられる訳ないやろ！という方が多いと思います。

 

ここで活躍するのが、換気いらずの全館空調システム『F-CON』です。

送風によって空気を冷やしたり、暖めたりする冷暖房ではなく、輻射熱を利用した空調システムなので

室内の空気が殆ど動かないので、ほぼ換気が必要ありません。

 

ここで、熱移動についてうんちくです。

熱の移動には、3つの種類があります。

①湯たんぽを触ったときに暖かく感じる、「伝導熱」

②エアコンのように、空気、風で伝わる、「対流熱」

③電気ストーブのように赤外線で伝わる、「輻射熱」

実は、建物内の熱移動の約75％が輻射熱です。

輻射熱をコントロールが建物内の暑さ寒さ対策で最も効率的なことがお分かりいただけると思います。

熱の移動原則に「熱は高い方から低い方へ移動」があります。

暖められた空気は軽くなり上昇することから対流熱は上に向かって上昇しますが

輻射熱は電磁波のため３６０度全ての方向へ移動するします。

『F-CON』は、その原理を利用し、夏の暑い時期はパネルを冷やし暑い壁や天井からパネルに移動させる。

冬の寒い時期は、パネルを温め冷えた壁や天井に熱を移動させて体感温度をコントロールします。

なので、空気が殆ど動かないのです。

だから、飛沫が飛びにくく、ウイルスや細菌の拡散リスクも低減することができます。

換気も、台所の換気扇だけで十分です。

 

空気が動かないことで、他にもメリットがあります。

①特に夏場、エアコンの冷たい風の当たりすぎで感じる身体のだるさがほとんどありません。

②風が直接当たる不快感から解放されます。また、運転音がなく静かなので

　静粛な室内空間を作り出すことができます。

③風が生じないので、カビや菌、ほこり、花粉などは舞い上がることはなく、おそうじが楽になります。

④壁・天井を利用して、効率の良い冷暖を行うため電気消費量はエアコンのおよそ2分の1になります

　（条件を揃えた場合）。

⑤省エネで二酸化炭素排出量が少ないため、地球温暖化防止にも大きく貢献します。

 

このブログ記事で、ご興味をお持ちになった方は、いつでもお問い合わせください。

実際に、全館空調システム『F-CON』が導入されている弊社のモデルハウスで

快適な環境を是非、ご体感ください。