福井全館空調システム『F-CON』とSDGsについて~2話目~
2022/12/07
福井でリフォームをメインに営業している、株式会社藤田です。
全館空調システム『F-CON』とSDGsについて、お話しさせていただきます。
昨日に引き続き、7のゴールのうち、3番目の『すべての人に健康と福祉を』です。
あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進するというのが概要です。
今日は、寒暖差によって血圧が大きく変動するヒートショック現象についてです。
厚生労働省発表のデータだけを見ると、ヒートショックが直接の原因として亡くなられた方の数は
そこまで多くありません。
というのも、同省が実施している人口動態調査では、主に高齢者の「不慮の溺死及び溺水」のみを
ヒートショックの死亡者数としてカウントしているからです。
とはいえ、日本人の死因で上位を占める3 大疾病のうち、心臓疾患や脳血管疾患の2つが
ヒートショックと大きく関係しているのは周知の事実。
推計では年間1 万9,000 人もの方々がヒートショックの影響で亡くなられています。
住まいの断熱性能と健康の関連性を研究している慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科の
伊香賀俊治教授は、“住まいを暖かくすることで入浴時や起床時の血圧上昇を抑え心筋梗塞や脳卒中などの
発症を防げる”と、『医師が薦める本物の健康住宅 0 宣言の家』の中で語っています。
教授によると、冬の病死者は断熱が普及していない住宅に多く、特に浴室内の溺死事故による
死者数が増えているとのこと。
さらに、浴室内の溺死事故の原因のひとつは、住宅内の温度差が血圧の急上昇・急低下を招き
お風呂の中で意識がもうろうとして沈んでしまう、いわゆるヒートショックによるものですが
もうひとつは熱中症ではないかと考えています。
寒い家に住んでいる人ほど熱いお湯に長く入る傾向があり、お風呂の中で体温が上昇し
気がついたらのぼせて体が動かず、湯船から出られずに溺れてしまうケースが多く見られるのです。
住宅の断熱性能を高めて家の中が寒くなくなれば、体を温める必要性がなくなり
冬の入浴事故が減るのではないかという仮説も立てられています。
加えて、“暖かい住宅に住み替えると、心筋梗塞や脳卒中といった循環器疾患を予防することも可能”と言及。
高血圧を発端に循環器疾患の病気で亡くなられる方は、冬の時期に集中しています。
家が寒いと血圧が上がることは科学的にも証明されており、断熱性能の高い住環境が
高血圧症の発症リスクを抑えられるというわけです。
全館空調システム『F-CON』は、建築側の視点に立ちながら建物の断熱性を上げ、温熱環境を
より良い方向に導いていく全館空調システムです。
弊社ではこの全館空調システム『F-CON』を通じて、『すべての人に健康と福祉を』にも掲げられている
人々の健康維持・増進を支えていきたいと考えています。
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