福井全館空調システム『F-CON』とSDGsについて~3話目~
2022/12/08
福井でリフォームをメインに営業している、株式会社藤田です。
今回は、17のゴールのうちの2つ
7番目の『エネルギーをみんなに そしてクリーンに』
すべての人に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネ ルギーへのアクセスを確保する
13番目の『気候変動に具体的な対策を』
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
について、お話しさせていただきます。
弊社の全館空調システム『F-CON』に限らず輻射(放射)式空調/冷暖房全般で指摘されてきた弱点
すなわちパネルの放熱量の低さが、かえって地球温暖化を防止する働きに貢献しています。
(※放熱量の低さと省エネ性は別問題です)。
放熱量が低いゆえに、住宅から出入りする熱を抑えられるよう、例えば内窓を入れるなど
弊社では建築側の視点に立ってコンサルティング的な提案も行いながら、パネルの適正な種類や
設置台数を算出してきました。
全館空調システム『F-CON』は、1つの室外機に対して複数のパネルを接続できるのですが
パネルを適正に選定し、設置数自体を必要最低限に抑えれば、室外機をより削減していくことが可能です。
そもそもなぜ室外機を減らさなければいけないのか?
それはヒートポンプの循環サイクルを流れる冷媒にフロンガスが用いられているからです。
フロンガスとは、20世紀前半に家庭用冷蔵庫の冷媒として開発が進められた人工物質。
もともと自然界には存在しません。
不燃性で液化しやすく、化学的/熱的に安定していてエネルギー効率が高く
なおかつ当初の見解では人体に無害であったことから、しばらくの間はとても重宝されてきました。
しかし1970 年代に入ってオゾン層破壊の問題が顕在化すると、フロンガスはその原因物質の1 つであることが判明。
ご説明するまでもなく、オゾン層の破壊は地上に降り注ぐ紫外線量を増やし、人体や動植物に多大な影響を及ぼす危険性があります。
加えて、地球温暖化の要因とされる温室効果ガスの1 つにもフロンは該当。
フロンガスが地球温暖化に与える影響をCO2 に換算すると、物凄い量になります。
家庭用エアコンの室外機には約1kg のフロンガスが充填され、これをCO2 に置き換えた値は約2,000kg。
約2,000kg のCO2 とは、バスケットボールコート4 面分の杉の木が1 年で吸収するCO2 量
または日本の一般家庭で1 人あたりが排出する年間平均のCO2 量に相当します。
当初、フロンガスは人体に無害であると謳われていました。
しかし、今では人類が一丸となって排除しなければならない物質として認識が一変。
だからこそ、弊社は自然環境のために室外機を減らし、フロンガスの排出を抑制する必要性を強く感じています。
もちろん闇雲に室外機を削減するのではなく、温熱環境コンサルティングをきちんと行うことで建物の
断熱性を高め人の健康を考慮して快適性を保ちながら、地球温暖化対策に努めていくことが大切です。
一般のお客様はもちろん、企業のSDGs担当者様、ご興味がございましたら
弊社の宿泊可能な、モデルルームに、是非、いらしてください。
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株式会社藤田
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福井で快適な空調設備の設置に
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