【坂井市】バリアフリー工事で助成金！

福井でリフォームをメインに営業している、株式会社藤田です。

 

先日の記事で、『住まい環境整備支援事業』という補助金について、簡単にお話しさせていただきました。

 

私が今まで、手続きなど経験したことがある補助金は、住宅改修(介護リフォーム)と言うものです。
介護保険の制度の中に含まれるもので、手すりの設置・段差の解消など、要介護・要支援者の生活をより安全にするための
バリアフリー化工事に対して、居宅介護住宅改修費として上限20万円までの工事に補助金が出るものでした。
対象が、バリアフリー化工事だけなので

・転倒防止・立ち座りの手助けのための手すり設置
・スロープ設置や床のかさ上げなどの段差解消
・滑りにくい床材への変更・滑り止め設置
・介護者自身でドアの開け閉めができるような扉への変更・取り換え
・和式から洋式便座等への便器の取り換え
・上記の5項目のために必要となる工事

上の6項目のみが対象となり、結構、使い道が限られています。
部分的な手すりの取り付けや段差解消なら補助額の範囲内で行けますが
特に、和式から洋式便器への取替は、20万円の補助だけで賄うのは難しいです。
あくまでも、あくまで介護保険の補助ですね。

 

 

一方、住まい環境整備支援事業は、上限が80万円となっており、この補助金事業の目的が
要介護高齢者が住み慣れた自宅で安心して暮らし続けることができるようにすることが目的なので
対象となる工事内容が、かなり増えます。

・廊下、トイレ、浴室、居室、玄関、ポーチ、玄関から一般道路までの住宅周辺部分等の拡幅
・車いす使用等による適切な高さ、または身体に適した洗面台・流し台・ガス台・調理台への取替え
・レバー式蛇口等への取替え
・階段昇降機の設置
・段差解消機の設置
・移動改善のための扉新設
・移動困難である場合の居室周辺へのトイレの移設
・テーブル生活支援のための床材変更
・転倒時等のけが予防等を目的とした床、壁材等の変更
・電気スイッチ等の高さ等の変更、身体状況に適した電気スイッチ等への取替え 　　
・訪問介護員等の出入りのための勝手口の設置
・水洗式ポータブルトイレの設置に伴い必要となる給排水工事
・手すり、スロープ、移動用リフト設置のための壁・床・天井等の補強工事
・その他の付帯工事

と言うように、工事の選択肢や組み合わせ次第では、補助金額の範囲内で賄うことができます。

ちなみに、どちらの補助金も対象者に条件や、自己負担が1割など注意点があります。
住み慣れたご自宅で安心して暮らし続けることができるよう、お住まいの市町役場やご担当のケアマネージャーに相談してみましょう。